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空とんだ花ブタの日々

hanabuta8.exblog.jp

韓国生活から宮城に帰って5年。趣味と備忘録におつきあいください♬

それっておかしいんじゃない?!

大学のレポートって、大変ですよね。
わたしは通信制の大学だったので、このレポート提出はかなり重要でした。
それしか、評価になるものがないからです。
卒業論文なんて、もっと大変なんだろうなあ・・・と、試験を受けて卒業したわたしは思うのです。
まだ書いたこのない『論文』というものが、とんでもない異世界のもののように思ったりもするのです。
書いてみたいなあ、なんて思わないこともないのですが、ひとつのテーマについて資料を集めて、自分の考えを練って、ことばで表現していくことが、この飽きっぽい私に果たしてできるのかどうか。今、とくに論文を書かなければならない状況に置かれているわけではないので、別にいいことなのですが・・・。

それでも、身近に大学生が多いこともあって、論文やレポートの話をよく耳にします。
ちゃんと、書いている学生もいれば、なんとかなるよ~なんて学生もいます。
たとえば、4年間(韓国では厳密には3年間)、日本語を専門的に勉強してきて、日本語がまともに読めない学生も数え切れないくらいいます。それは、まあ、日本でも同じですね。4年間英語を専門に勉強してきて、英語の絵本一冊まともに読めない大学生ってかなりいると思うんです。こわい世の中です。彼らはどうやって、卒業できたんでしょう・・・

大学に入って、レポートも論文も人任せにして、そして『大学を卒業しました!』なんてことが通じてしまう世の中なんですよね。

大学生に「何が勉強したくて大学に入ったの?」と言う質問をすることがありますが、ほとんどが分からないんです。何を勉強したいかが分からない。いつの間にか選んだ専攻を進んで、なんだかわからないまま、授業を受けて、つまらなくなるとサボり始め、代返を頼んで、そしてレポートも頼んで、ノートをコピーして、テストでぎりぎりの点をとって・・・

なんだか、むなしいなあ・・・

せっかく入った学校なのに。

分からないまま入ったんだったら、その分からないところで何かを身につけてやろうと言うくらいの欲が出てきてもいいのに。
「耳目の欲」、これが少ないのかな。

分からないことをずっとそのままにしていたら、ずっと、分からないままなんです。
知ろうとしない限り、知らないままなんです。
知ろうとも思わない、なんて人は大学なんて行かないほうがいい。
「これが知りたいんだ」「これを勉強したいんだ」そして「だんだん知りたくなってきた」と思う人が行くところが大学です。
誰かにしてもらうのではなく、何事も自分で勉強して知識を得て行くところ、それが大学なんじゃないかなあ・・・と、思うのであります。


**꾳돼지**
by makikobuta | 2006-12-15 09:21 | 日々のこと 나날의 일

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